東西に広がる圧巻とした外観フォルムからエントランスへ。車庫の間に位置する庭は奥への視線の抜けに対して閉じた空間。外部からの視線を遮断し、生活臭さを感じさせない住宅部分の重要なしくみとなっている。職住近接を断ち切る要素とし、生活にリズムをもたらしているのではと想像している。家族のプライバシーを最大限に考え、大きなコートを中心に、そこを囲むプライベートゾーンと、全く異質のもうひとつのコートを囲んだゲストゾーンの二つに分け、生活観を表に現さない形を意識した。
ブログにて設計・工事監理レポートしております。 カテゴリー「多世代同居の家」参照 ←リンククリック
〜和とアジアンアーバンリゾートイメージの融合〜 親世帯「和」子世帯「アジアン」
お気に入りの小物や雑貨、家具に囲まれた空間。2階のセカンドリビングをコアとして、各空間へつながっていく。サブキッチン。休日のブランチタイム、友人達の語らいの場、家族の時間、独りの時間・・・それぞれのモノたちが、ぶつかりあい、影響しあい、 新しい価値が創られてこそ、調和 に意義が生まれる。ウッドやストーンの自然素材が、緊張感も保ちながらも、流れる空気は心地いいほどニュートラルな空間にしたい。非日常のバカンスを過ごしているかのごとく、日常なるリラクゼーションがここにある。